沖縄観光マップ:エリア別観光スポットガイド

沖縄本島は南北に約100キロメートル、東西の幅が狭い細長い形をした島です。北は国頭村から南は糸満市まで、それぞれのエリアに特徴的な観光スポットが点在しています。本マップガイドでは、沖縄本島をエリア別に分けて、主要な観光スポット、アクセス方法、おすすめの回り方をご紹介します。効率的な旅行計画にお役立てください。

沖縄観光マップ

沖縄本島の基本情報

沖縄本島は、沖縄県の政治・経済・文化の中心となる島で、県人口の約90%が集中しています。島の形は南北に細長く、最も幅の狭い部分(恩納村付近)では約4kmしかありません。那覇空港を玄関口として、北は約100km離れた辺戸岬まで、様々な観光スポットが点在しています。

主要な移動時間(那覇空港起点)

  • 那覇市内(国際通り):車で約15分
  • 首里城:車で約30分
  • 南部(平和祈念公園):車で約40分
  • 中部(美浜アメリカンビレッジ):車で約40分
  • 北部(美ら海水族館):車で約2時間
  • 古宇利島:車で約1時間30分

沖縄本島の主要道路は、西海岸沿いを通る国道58号線と、東海岸沿いを通る国道329号線、そして中央部を縦断する沖縄自動車道(高速道路)です。高速道路は、那覇ICから許田ICまで約57kmで、料金は普通車で1,020円です。北部への移動には高速道路の利用が便利です。

南部エリア:歴史と文化の中心地

沖縄本島南部は、那覇市を中心とした都市部と、糸満市・南城市などの歴史的なエリアに分かれます。琉球王国の首都である首里があり、また沖縄戦の激戦地となった場所も多く、歴史を学べるエリアです。

那覇市エリア

主な観光スポット:

  • 国際通り - お土産、グルメ、エンターテインメントの中心地
  • 首里城 - 琉球王国の王宮(世界遺産)
  • 牧志公設市場 - 沖縄の食材が揃う市場
  • 波上宮 - 那覇市内唯一のビーチ
  • 識名園 - 琉球王家の別邸(世界遺産)

アクセス:ゆいレール(モノレール)が那覇空港から首里駅まで運行しており、主要観光地へのアクセスが便利です。

南部市町村エリア

主な観光スポット:

  • 平和祈念公園(糸満市) - 沖縄戦の歴史を学ぶ
  • ひめゆりの塔(糸満市) - 戦争の悲劇を伝える
  • 斎場御嶽(南城市) - 琉球最高の聖地(世界遺産)
  • 沖縄ワールド・玉泉洞(南城市) - 鍾乳洞と文化体験
  • 瀬長島ウミカジテラス(豊見城市) - 絶景商業施設

特徴:太平洋に面した海岸線にはダイナミックな景観が広がり、絶景カフェが点在しています。レンタカーでの移動がおすすめです。

中部エリア:アメリカンカルチャーと伝統の融合

沖縄本島中部は、戦後のアメリカ統治の影響を色濃く残すエリアで、米軍基地が多く存在します。その影響で、アメリカンカルチャーと沖縄文化が融合した独特の雰囲気を持っています。

主な観光スポット

  • 美浜アメリカンビレッジ(北谷町):異国情緒あふれるショッピング&エンターテインメントエリア
  • 座喜味城跡(読谷村):世界遺産のグスク(城跡)
  • 残波岬(読谷村):30mの断崖絶壁と白い灯台
  • 琉球村(恩納村):古き良き沖縄の村を再現
  • 真栄田岬・青の洞窟(恩納村):人気のダイビング・シュノーケリングスポット
  • 万座毛(恩納村):象の鼻のような奇岩が有名な景勝地
  • 勝連城跡(うるま市):世界遺産の山城

特徴:西海岸沿いにはリゾートホテルが立ち並び、ビーチリゾートを満喫できます。読谷村は陶芸の里としても知られ、「やちむんの里」では多くの工房が見学できます。

アクセス:那覇空港から車で40分〜1時間程度。国道58号線沿いに観光スポットが点在しています。

北部エリア:大自然とやんばるの森

沖縄本島北部は「やんばる」と呼ばれ、亜熱帯の原生林が広がる自然豊かなエリアです。2021年には世界自然遺産に登録され、固有種の動植物が生息する貴重な地域となっています。

主な観光スポット

  • 沖縄美ら海水族館(本部町):世界最大級の水槽を持つ日本屈指の水族館
  • 海洋博公園(本部町):美ら海水族館を含む広大な公園
  • 今帰仁城跡(今帰仁村):世界遺産の城跡、桜の名所
  • 古宇利島(今帰仁村):美しい海に囲まれた「恋の島」
  • 古宇利大橋:全長1,960mの絶景ドライブコース
  • 備瀬のフクギ並木(本部町):約2万本のフクギが並ぶ美しい並木道
  • 辺戸岬(国頭村):沖縄本島最北端の岬
  • 大石林山(国頭村):2億年前の石灰岩が作り出す奇岩群
  • やんばる国立公園:世界自然遺産、トレッキングやバードウォッチング

特徴:北部は自然が豊かで、ヤンバルクイナやノグチゲラなど、固有種の野生動物に出会えます。また、西海岸沿いには高級リゾートホテルが立ち並び、ゆったりとしたリゾート滞在を楽しめます。

アクセス:那覇空港から車で約2時間。沖縄自動車道の終点「許田IC」を降りてから約30分〜1時間です。

エリア別おすすめモデルコース

1日南部観光コース

9:00 那覇空港出発 → レンタカー受取
9:30 首里城見学(1.5時間)
11:30 斎場御嶽見学(1.5時間)
13:30 南部のカフェでランチ(浜辺の茶屋など)
15:00 平和祈念公園・平和の礎(2時間)
17:30 瀬長島ウミカジテラスでサンセット
19:00 国際通りでディナー&お土産購入

1日中部観光コース

9:00 那覇出発
10:00 座喜味城跡見学(1時間)
11:30 読谷やちむんの里散策
12:30 読谷村でランチ
14:00 真栄田岬・青の洞窟シュノーケリング(3時間)
17:30 万座毛でサンセット
19:00 美浜アメリカンビレッジでディナー&ショッピング

1日北部観光コース

8:00 那覇出発(高速道路利用)
10:00 美ら海水族館見学(3時間)
13:00 海洋博公園内でランチ
14:00 備瀬のフクギ並木散策
15:00 古宇利大橋ドライブ → 古宇利島散策(2時間)
17:30 今帰仁城跡でサンセット
19:00 名護市内でディナー
21:00 那覇帰着

2泊3日沖縄本島周遊コース

1日目:那覇・南部エリア(首里城、平和祈念公園、国際通り)
2日目:中部・北部エリア(青の洞窟、万座毛、美ら海水族館、古宇利島)
3日目:南部エリア(斎場御嶽、沖縄ワールド)→ お土産購入 → 那覇空港

離島へのアクセス

沖縄本島周辺には、日帰りまたは宿泊で訪れることができる離島があります。

慶良間諸島(座間味島、渡嘉敷島、阿嘉島)

那覇市の泊港からフェリーまたは高速船で約50分〜1時間30分。「ケラマブルー」と呼ばれる透明度の高い海が魅力。日帰りまたは宿泊で訪れることができます。

久米島

那覇空港から飛行機で約30分、または泊港からフェリーで約3〜4時間。「ハテの浜」と呼ばれる砂浜だけの無人島が人気。1泊以上の滞在がおすすめです。

伊江島

本部港からフェリーで約30分。「イータッチュー」と呼ばれる山が特徴的な島。日帰りでも楽しめます。

移動手段の選び方

レンタカー(おすすめ度:★★★★★)

メリット:自由に移動でき、効率的に観光地を回れる。荷物を気にせず買い物ができる。
デメリット:運転に慣れが必要。飲酒時には利用できない。
おすすめの人:複数の観光地を効率的に回りたい方、家族旅行、3日以上滞在する方

観光バスツアー(おすすめ度:★★★★☆)

メリット:運転不要で主要観光地を効率的に回れる。ガイドの説明が聞ける。
デメリット:時間が決められており、自由度が低い。
おすすめの人:運転が苦手な方、初めての沖縄旅行、日帰りで主要スポットを回りたい方

路線バス(おすすめ度:★★☆☆☆)

メリット:料金が安い。地元の雰囲気を味わえる。
デメリット:本数が少なく、時間がかかる。乗り継ぎが複雑。
おすすめの人:時間に余裕がある方、那覇市内を中心に観光する方

ゆいレール(モノレール)(おすすめ度:★★★★☆)

メリット:時間が正確。渋滞の心配がない。那覇市内の移動に便利。
デメリット:那覇市内のみの運行。
おすすめの人:那覇市内を中心に観光する方、首里城へ行く方

タクシー・ハイヤー(おすすめ度:★★★☆☆)

メリット:ドアtoドアで移動できる。運転不要。
デメリット:料金が高い。
おすすめの人:短距離の移動、空港からホテルまでの移動、お酒を飲む予定の方

ドライブ時の注意点

  • 制限速度を守る:一般道は40〜60km/h、高速道路は80km/hが制限速度です。
  • ガソリンスタンドの場所を確認:北部は給油所が少ないため、早めの給油を心がけましょう。
  • カーナビ・地図アプリを活用:初めての土地では必須です。
  • 時間に余裕を持つ:観光シーズンは渋滞することがあります。
  • 飲酒運転は絶対にしない:泡盛を楽しむ予定の日は、公共交通機関やタクシーを利用しましょう。

沖縄観光におすすめのアクティビティ

エリアごとの観光と合わせて、様々なアクティビティを事前予約で安心して楽しめます。

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